ダイエットでは野菜を最初に食べるのが効果的か?

『食事の時に、食べる順番を変えるだけでダイ
エットができる!』

こんな夢のような方法が『食べる順番ダイエット』という名で、世間に広まっています。

『それだけでダイエットできたら苦労しない』

最初に聞いた時は、誰もがそう感じます。
しかし、意外にも世間は好印象の様子。
早速実践して結果が出た、という話も徐々に紹介されてきました。

さらには、この『食べる順番ダイエット』は
プロアスリートや有名モデルの方々も実践しているとの記事も雑誌等に掲載され、認知度の向上につながっているようです。

一方で、元六本木ヒルズ族の著名経営者は、
『三角食べや食べる順番などは無意味』
だと、自身の著書の中で述べています。

食べる順番ダイエットとは、どんな方法なのでしょうか?

また、それはダイエットに効果的でしょうか?

ダイエットの世界とは面白いものであり、毎年次々と新しい方法が出てきますが、必ずその反対意見もすぐ追いかけるように紹介されます。

ここでは、『食べる順番ダイエット』の方法、しくみから、ダイエットの効果までを、様々な角度から見ていきたいと思います。

食べる順番を変えるだけでダイエットに成功することができるのか?

食べる順番ダイエットとは何か?

①食べる順番ダイエットの内容

食べる順番ダイエットをわかりやすく言えば、

『ベジタブル・ファースト』つまり、

『野菜を最初に食べること』

が大原則のダイエット方法です。

その上で、次の順番で食べるようにします。

❶食物繊維
❷タンパク質
❸糖質(炭水化物)

さらに各々の中でも順番があります。

❶食物繊維
生野菜→発酵食品→温野菜

❷タンパク質
植物性タンパク質→動物性タンパク質

❸糖質

ルールはたったこれだけなのです。

②食べる順番ダイエットが人気の理由

『食べる順番ダイエット』がこれだけ支持される理由は、そのいたって簡単なルールからではないでしょうか。

  • 食べる順番を守るだけである
  • このために新たなお金が必要ない
  • 特別な食事制限も全く必要ない

こんな状況下で、ダイエット上の効果が期待できるとなれば、人気になるのも不思議ではないかと思います。

私がこの『食べる順番ダイエット』において、共感できる点は、

『食べ物をよく見て、何が含まれているか観察
する習慣が身につく』

という部分です。

まず食卓、テーブルに並んだ料理を全体から見ることでしょう。
そして上記のように大きく3つに分類します。
さらに、それぞれの中で順番を決めます。

この作業をしなければならないのですから、毎回、目の前の料理全てにしっかりと対峙しないといけません。
必然的に、食材をよく見て食べるようになるでしょう。

食べる順番ダイエットの問題点

簡単さが人気の、食べる順番ダイエットですが問題点も実は発生しています。

①栄養不足になる可能性がある

野菜を最初に食べることが大原則の、食べる順番ダイエットですが、その順番を守ることによる弊害があります。

この方法では、
『最初の野菜により程度満腹感を得てしまうと、それ以後に食べる量を抑えることができ、ダイエットになる』
と考えられているようです。

しかし、お腹がふくらんだことで、脳には『もう食べなくて良い』という誤った命令が行ってしまうことは問題です。

栄養価の低い食物繊維である野菜の段階で、食欲が止まってしまうと、本来ならば食べるべき、栄養価の高いタンパク質を摂るところまでにいかない、『現代版栄養失調』ということになるわけです。

改めて確認しますが、ダイエットで必要なのは、栄養の高い食べ物を適量食べる習慣を身につけることであり、低い栄養の食材をお腹がいっぱいになるまで食べることではないのです。

ダイエットに成功したのに、栄養失調になったらうれしくないですよね。

②現実的でない場面がある

野菜が最初というルールを厳密に守ると現実的でない、おかしな状況になることがあります。

よくある例が『生姜焼き定食』です。
食べる順番ダイエットでの順番は

❶付け合わせの野菜(キャベツの千切り)
❷生姜焼き
❸ごはん

となります。

普通は脂っこい肉を食べた口直しとして、その都度、キャベツを食べるところを、いきなり野菜だけを食べるわけです。
千切りのキャベツを何も付けずに食べることは難しいでしょうから、当然、糖質の多いドレッシングが必要となります。
これでは、結果的にカロリーが高い食事になってしまいます。

もう一つの例が、『肉野菜炒め』です。
食べる順番ダイエットに準ずると、肉野菜炒めの中を探って、野菜だけを取り出して先に食べることになるのです。
食べ方として不可能ではありませんが、そんな食べ方をしたら、少しも美味しいとは思えないですよね。

以上の例からも、厳格にルールを守ろうとすると、食べる順番ダイエットには無理があると言えます。

結局、ダイエットにはどの順番で食べるのが効果的なのか?

先程、

『最初の食物繊維の段階で食欲が止まり、栄養価の高いタンパク質を摂らないのは問題だ』

というお話をさせていただきました。
そこで私は、

『摂るべき栄養素から順番に食べる』

という考えです。

お腹を低カロリーなもので満たして、全体での摂取カロリーを減らそうという発想こそ、危険だと考えます。
というのは、人間の身体が欲しがっているのは必要な栄養素であって、お腹を膨らませることではないからです。

最初に食物繊維(野菜)や糖質(炭水化物)が胃に入ってしまうと、タンパク質(魚、肉)を食べることができなくなってしまいます。

食物繊維、タンパク質、糖質の3つからだと、『栄養価が高いタンパク質を最初に食べる』のが正解だと思います。

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